令和3年 新年のご挨拶(年頭所感)

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年度はコロナ騒動一色の一年でした。

昨年の正月明けから徐々にコロナ感染拡大が始まり、4月7日に緊急事態宣言が発出、それ以降国民の社会活動に対し緩和と抑制措置が繰り返し施されました。経済活動にも大きなマイナスの影響を与え、国民が楽しみにしていた東京オリンピック・パラリンピックも延期される事態となりました。

 

感染状況は我国だけでなく世界規模に拡大し、1919年から1920年にかけて流行したスペイン風邪以来100年振りにまさにパンデミックの様相を呈しております。弊社はそのスペイン風邪が収束した6年後の1926年 大正15年に先々代の小野逞三が当時の大手機械器具商社で修行の後 創業いたし、先行き不透明な経済状況の中で本年節目の95周年を迎えることとなりました。

 

今般のこのコロナ騒動でテレワークやリモート会議、web展示会やオンラインでの営業活動など非接触のビジネススタイルが推奨され、face to faceでのビジネススタイルからの脱却を迫られることとなり、図らずも政府が提唱しているデジタル社会への推進を後押しすることとなりました。

 

コロナの時代では、世の中のデジタル化が益々加速化して行くのは間違いのないことで、当社の主たるビジネススタイルである対面営業においても、ITやICTなどのデジタル技術により商取引上のレスポンスやオペレーションにおける利便性や業務効率を高めなければ、DX(デジタルトランスフォーメーション)の時代に取り残されかねません。

したがってハード面だけでなくソフト面での整備は勿論のこと、ディスプレイやインカム(受話器)越しであっても対面営業以上に対人折衝能力を高めていかなければなりません。

また、フィジカルディスタンスが求められる今のような時ほど物理的距離を縮められるような心の通った濃密な人間関係を構築する必要があるのではと思慮いたしております。

 

先般興信所情報誌のコラムに以下のような記事が掲載されておりました。「ふとればかち」というもので、「不取れば価値(勝ち)」というものです。

不便 不満 不足 不安などから不を取るビジネスは便利 満足 充足 安心となるというもので、まさにコロナ騒動で揺れている今こそ当社もこの例に倣い、お客様に価値を提供できる様取り組んで参る所存でございます。

 

また昨年よく耳にしたビジネス用語にアジリティとレジリエンスという英単語がありました。アジリティは機敏性や敏捷性 レジリエンスは復元力や弾力性を意味し、即ち「どんな状況にも即応し、何があっても折れない心」ということになります。弊社はこのような心意気で今日から始まる新年度に臨んで参りたいと思っております。

 

丑年は「我慢」「発展の前触れ」を表す年になると言われています。この厳しい現状を耐え忍び乗り切れば必ずや展望が開けて参ります。

進捗の程はさておきワクチン接種も進んでいくでしょうし、政府もコロナ対策を含めた大型の補正予算や年度予算を計上する見込みです。また感染が収束に向かえば先延ばしになっていた各種建設投資プロジェクトも再開され、製造業でも挽回生産や個人消費でもリベンジ消費が発生するでしょう。

決して先行きは悲観することばかりではないと確信しております。

 

結びにあたり、本年はコロナ禍 真っ只中の全く見通しの立たない真っ暗闇の中でのスタートとなりますが、昔からよく「明けない夜はない」、「夜明け前が一番暗い」ともいわれております。徐々に夜が明けて行くと信じ、このコロナ禍の暗い世相でありますが、弊社社員全員がワンチームとなり、この節目の創業95周年を100年企業に向けた飛躍の足掛かりの年度にいたす所存でございます。

最後となりましたが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、令和3年度の年頭のご挨拶とさせて頂きます。

 

令和3年 元旦